
今年ももう年の瀬
年末行事は多々あり、そのどれもが心惹かれるものが多い中、この『日本一面白い奴ら』を決める大会は、醍醐味の一つ

2024年12月22日
私が有馬記念に突っ込み、当然外れた日
歴史的快挙を成し遂げた、談志がいた
10/10330組の戦士たち

毎年の猛暑日と同じように更新されていく、最多出場組
今年は10000組を超えた戦いとなり、その中を潜り抜けてきた猛者達の戦いが、日曜日の夜に開幕した
1.令和ロマン
2.ヤーレンズ
3.真空ジェシカ
4.マユリカ
5.ダイタク
6.ジョックロック
7.ママタルト
8.バッテリィズ
9.エバース
10.トムブラウン
前回決勝進出者も初出場も含め、思わず顔が綻んでしまう漫才ばかり
ここまで勝ち上がってきた漫才師たちの凄みを、今年も感じることができた
昨年からの伏線 計算し尽くされたトップバッターの王者

終始王者感を漂わせ、優勝を持って行った彼ら
今回の主役はどうしたってこの一組
令和ロマン
昨年にも引き続き、トップバッターで最終決戦の椅子に座り続けた令和ロマンをみて、
『一番手で場の空気を掴む』これは、もはやこの人たちの高等な「技術」なのだと悟った。計算し尽くされ、考え抜かれたネタ選び。審査員泣かせのトップバッターは、昨年だけではなく、今年も健在で、これは彼らの持つ力だったのだ。
真空ジェシカ
令和ロマン
バッテリィズ
前回王者に加え、奇妙な話術に愚直のバカ
三者三様の世界観に包まれた最終決戦
一本目の空気は、間違えなくダークホース「バッテリィズ」だった
大会後の令和ロマンのコメントでも、あの空気は優勝は彼らだと悟ったそう。
2019年大会『ミルクボーイ』の二の舞かと思われた空気
審査員を悩ませる中、新しい王者が欲しいのは普通の感覚

しかし、それでも圧巻の漫才で優勝を飾ったのは、二連覇の偉業を果たした彼らだった
これまでも二連覇を目指した最高の漫才師は数組存在したのにも関わらず、そのどれもが達成しなかった偉業をなぜ彼らが達成できたのか
なぜあんなにも面白かったのか
圧巻強者であり、圧倒的に面白い人

昨年の令和ロマンは、数本ネタを準備していたそう
その空気と順番などどんな流れでも対応できるように準備していたそうだが、トップバッターだった
今年は、この大会のために準備した『二本のネタ』を軸に勝負を仕掛けた
昨年の一年間、いわばチャンピオンイヤーにも関わらず、彼らは歴代に比べテレビ出演・メディア露出が圧倒的に少ない
代わりに、舞台に立ち続け、あらゆるネタを試し技術を磨き上げていた
いつかのインタビューで、令和ロマン:くるまは、自分がかけるネタに合わせ、見た目やキャラ付けの研究をしていたという。頭がキレる努力家が、漫才に注ぎ込んだ姿というものは、令和ロマンのネタを見ればもうわかる 本当に面白い人たちなのだと
そして、この偉業はもう誰も成し遂げられないのでは
なんて、思わせられる出来事なんだと
時間が経つたびにじわじわと感じている今日この頃
漫才師達の激闘 心笑わせられるひと時

感動しっぱなしの決勝大会
かっこいい漫才師が切磋琢磨し、練り上げたネタを我々に見せてくれるこの時間は、至福の時
令和ロマンに限らず本当に楽しい時間でした
センターマイクに向かう彼らの姿に感銘を受け、笑わせられ
今日も今、少し明るく足を踏み出すことができる