
これは始まりの曲
これから開幕する少女たちの戦いを示唆し、あなたとの物語を振り返られるように
光っていけるようにと
声を届ける楽曲
機動戦士Gundam GQuuuuuuX beginning 始まりの物語
念願とも言える、米津さんによるガンダム作品の主題歌として書き下ろされた楽曲こそが
『plazma』

突如として発表が続いたこの作品だが、何かと新しさと期待が持てる要素が相まっており、その一つに米津さん主題歌という要素は欠かせない
ここから【楽曲】と【物語】について
コロニーでの生活が当たり前になっている少女たち
本物の空、本物の重力を感じたことのない者にとって、空は憧れの場所
飛び出していけ宇宙の彼方 目の前をぶち抜くプラズム
ただひたすらに見惚れていた 痣も傷も知らずに
この日常を変えたくて、自然と身体が動き出し、自ら新しい物語の幕を上げた少女の物語
その心が躍動する感覚、颯爽と身体を自由に動かす様子がアップテンポな曲調に表現されている
もしもあの時会っていなかったら、幸せだっただろうか


もしもあの改札の前で 立ち止まらず歩いていれば
君の顔も知らずまま 幸せに生きていただろうか
もしもあの裏門を超えて 外へ抜け出していなければ
仰ぎ見た星の輝きも 靴の汚れに変わっていた
いつものように変わらない『幸せな日常』に甘んじていた生活
ある日、いつものように塾に通う道中、改札の前で出会した騒ぎの中心には、きみがいた
きみの顔を見たその時、その瞬間に私の日常が変わった
きっと、きみに会わなかったら、『幸せな日常』が続くだけの生活が続いただろう
命の危機にもさらされず、暖かい湯に浸かって夜を明けるのを待つだけの生活が続いていただろう
でも、きみに会えたから空の広さを知る
輝く星の美しさにも触れることができた
あの日きみの放ったボールが 額に当たって
倒れる刹那僕は 確かに見た
ネイビーの空を走った 飛行機雲を
これが愛だと知った
私も何かできる
と、分かった夜。心震えるあの感覚を知った夜。
この踏み出した身体は何光年先も動き続ける
痛みなど忘れてしまうほど、美しい宇宙の彼方に見惚れ続け
あなたの声を探しながら、光続ける
始まりの曲 だからこそ物語を追う必要がある

この物語がどれだけ続くのかわからないし、この曲がどういった関わりをしていくのかは不明だが
ただ言えることは、この物語が終わる頃
もう一度この曲にこの歌詞に戻ってきた時には
本当の歌詞の意味に浸ることができるだろう
きみとの出会いを歌う歌を
何も実態が見えない物語ではあるものの、美しい映像とキャラクターたちなのは間違えない
この楽曲を大切に聴きつつ、映画の続編を待ち望んでいきたいと考えている