
2024年12月
私たち「wimpr」が待ち望んでいることが9年ぶりに動き出す
radwimps 山口智史 9年ぶりのステージに
9年前、私たちは、目を疑って仕方がなかった。目を背けたくて、その事実が嘘であって欲しかった。
突如として発表された「無期限休止」
私たちファンとして何ができただろうか。なんて考えることも失礼な話。
ただ、無力さを感じながら、私たちにできることは、彼の選択を尊重すること、そして、ファンとして待ち続けることだった。
幾度となく支えられた曲たち。美しく鳴る一番大きな音。力強くて頼れる、優しいドラムは、なくてはならない存在。ギターが主役で一番。他の楽器は・・なんて子どもながらの感覚を変えてくれたロックバンドであるからに、radwimpsというバンドは、もやは私にとって親のようにたくさんのことを教えてくれた存在だ。
2024年12月にそんな彼がスティックを持っていた。
これまでも、彼の活躍には日々目が止まっていながら、応援する最中、”いつか”なんて淡い期待を込めていた気持ちが、ようやく動き出した感覚だった。
声で鳴らすドラム『VXD』
右足の不調からバスドラを鳴らすことが困難なところに、声で信号を送り、バスドラムを鳴らす装置を使い、9年ぶりにステージに座った。
25コ目の染色体にセプテンバーさん
またドラムが印象的な選曲でグッとくる。
もう”あの頃のradwimps”には戻れないけど
またあの笑顔でステージに戻ってきてほしい
と、無邪気に願う日々。いつまでも、6枚のアルバムを握り締め心地よく耳を塞ぐ。