
米津玄師10thシングル『馬と鹿/海の幽霊』
『馬と鹿』は、当時、ラグビーブームの中、一世を風靡した日曜劇場「ノーサイドゲーム』の主題歌
『海の幽霊』は、原作:五十嵐大介による『海獣の子供』がアニメ映画化した際の主題歌
どちらも強すぎる、大きすぎる表題曲として収録された10thシングルには、もう一曲だけ収録されている
この世の中の非情さとその非常さに飛ばされる罵声の中
求められる普遍さとは何か
そんな想いが込められ、問われる曲『でしょましょ』
心の内の思いを明かす歌詞『でしょましょ/米津玄師』

如何でしょ あたしのダンスダンスダンス
ねえどうでしょ? それなりでしょ?
一人きり見よう見まねで憶えたよ凄いでしょ?
異常な世界で凡に生きるのがとても難しい
令月にして風和らぎ まあまあ踊りましょ
るるらったったったった
獣道 ボロ車でゴーゴーゴーねえどうしよ?ここどこでしょ?
ハンドルを手放してもういっちょアクセルを踏み込もう
非常にやるせないことばかりで全部嫌になっちゃうな
今日はいい日だ死んじゃう前になあなあで行きましょ
るるらったった
異常な世界で凡に生きるのがとても難しい
令月にして風和らぎ まあまあ踊りましょ
非常にやるせないことばかりで全部嫌になっちゃうな
今日はいい日だ死んじゃう前になあなあで行きましょ
るるらったったったった
曲調も要所に歌われる歌詞にも
あっけらかんと飄々とした明るさが見られるも、その裏には、暗い景色とやるせない想いが隠れている
やるせない世の中に対し、生きづらさを抱える現状の心のうち
人からしたら笑われてしまうような思いかもしれにけれど、きっと誰しも心の底にへばりつく想いはきっと共通している
それは、米津さん自身も語る
YouTubeに投稿されたラジオでこの楽曲を通し、現状を見つめ直した言葉を淡々と出している様子を聞くことができる
足跡の形は本当に合っているのだろうか

異常な世界で凡に生きるのがとても難しい
令月にして風和らぎ まあまあ踊りましょ
非常にやるせないこの世の中 無情な事件や心無い言葉たち
今に始まったことでも無いけれど、今でも蔓延る居た堪れない事柄に、正常さとは何かと問いかけてしまいたくなる
凄惨な事件を起こす人とその人たちに浴びせられる非常な言葉たち
何を持ってしてその正義を振りかざすのか
確かに許されるべき行為ではない中で、その人にたちの持つ人らしい心が生きづらい世界なことには違いない
生きるべきひと、死ぬべきひと
何を持ってして、図られているのか
世界が普通ではなく、異常な世の中で、”普通”を突きつけられるその非常さの中で、凡に生きること自体何よりも難しい
非常にやるせないことばかりで全部嫌になっちゃうな
今日はいい日だ死んじゃう前になあなあで行きましょ
やるせない世の中でいつ死んでしまうかわからない世の中で
力を抜いて、なぁなぁで生きていく
ただ、思うがままに生きづらく生きていかなければいけない
曲、10thシングルについて語れるラジオ聞いてみてください