
2025年2月27日国内ツアーを無事完走させた米津さん
『live tour 2025 junk』
前回のライブから約一年の間が空き、その間にも大きく進化をし続けていた米津さん
今回は、6th album『LOST CORNER』を引っ提げ、ツアーをまわる
新たな曲も含め、懐かしの曲も披露してくれた今回のライブは、公演が終わってもその余韻に浸ること数ヶ月
きっとこれからもこのセットリストは、私のプレイリストに置き、ふとした時あの風景は、いつまでも瞼裏に残り続けたまま、共に過ごすことだろう
そんな『live tour 2025 junk』をセットリストとともに振り返っていこうと思う
米津玄師『live tour 2025 junk』セットリスト
『live tour 2025 junk』セットリスト |
1.RED OUT 2.感電 3.マルゲリータ 4.アイネクライネ or メランコリーキッチン 5.LADY 6.Azalea 7.ゆめうつつ 8.さよーならまたいつか! 9.地球儀 10.YELLOW GHOST or POST HUMAN 11.M八七 12. Lemon 13.海の幽霊 14.とまれみよ 15.LENS FLARE or Flamingo 16.毎日 17.LOSER 18.KICK BACK 19.ピースサイン 20.ドーナツホール 21.がらくた アンコール 21.BOW AND ARROW 22.Plazma 23.LOST CORNER ED.おはよう |
今回のセットリストは、アルバム『LOST CORNER』の曲を中心に組み立てられている
その中にも懐かしの曲や定番の曲が盛り込まれつつ、イントロが流れ「まさか」と声が漏れ出るような曲たちもあり、今までとまた違った高揚感を味わわせてくれた
前回のライブより本格的に始まった、公演ごとの演目の変更
もはや、楽曲ガチャのような感覚で本番までワクワクするようなあまり定番化しない珍しい楽曲が含まれていく
圧巻の登場 赤く包まれた姿『RED OUT』

微かな照明の中、シルエットで登場した米津さん
一曲目の演奏が始まるや否や、真っ赤な照明が会場中を照らし始め、ズンっと重く響くベース音が鳴り響いた
『RED OUT』
曲名の通り、真っ赤な会場の中、米津さんの大きく黒い影が映るという演出で一曲歌い切る
『消えろ!』
一曲目からカッコ良すぎ、圧巻の演出にポカンと開いた口は塞がらず、もう心を掴まれていた
アルバム同様に始まりの曲を担った『RED OUT』という曲のポテンシャルを改めて感じ、ライブ前と後では、聞いたときの高揚感の明らかな差が、ライブの演出と歌声の魅力を物語っている
まさかの名曲披露『メランコリーキッチン』

イントロが始まった瞬間に思わず「うおっ」と声が漏れ出てしまったが、幸い会場の盛り上がりと演奏の音がなかったかのように掻き消してくれた
この曲は2018年の『Flamingo』以来の披露となり、もう感謝感謝の『Yankee』ナンバーである
『メランコリーキッチン』
最近の曲ではあまりない、純粋なギターロックの曲のイメージがあり、改めて『米津チーム』のバンド力をしっかりと鼓膜に焼き付けることができた
前回にもあったように、『diorama』の『街』や『vivi』といった懐かしい曲を演奏してくれる機会が増えているようで、新たな米津さんの姿がまたこれからも楽しみになってくる
会場が一体となった『毎日』

アルバム『LOST CORNER』に収録されている『毎日』
明るくポップな曲調の中、『チーム辻本』さんたちによる、ダンスステージで、会場を大いに盛り上がる楽曲として披露された
中盤の歌詞では、曜日を叫ぶ部分があり、そこで気持ちよく会場が一体となる瞬間が見られた
その空気がとても気持ちが良く、この楽曲の魅力がより引き立ったように感じ、ライブではこんな雰囲気なんだとやはりライブ前とは少し楽曲のイメージが変わった
CMジョージアに起用されたこの楽曲は、毎日の生活に寄り添うコーヒーをイメージし、淡々と続く苦しくも愛すべき日常をゆっくり見つめ直すモノ
そのため、いわゆる『loser』や『ピースサイン』のようなアップテンポかつ会場全体が一気にボルテージが上がるような曲とは違い、徐々に心が躍るように、自然と声が出るような楽曲がこの『毎日』という曲なんだと改めて気付かされた。
いやー・・いい曲
ただ・・聞けてよかった『ドーナツホール』

2024年の衝撃事件の一つ
『ドーナツホール』のMV再作成
有名チョコレートメーカー『GODIVA』とのコラボをきっかけに実現されたこの企画だったが
この出来事があったこともあり、グッズもいくつかあるし、『もしかして歌ってくれるのでは』と少しの期待を持ちながら望んだ今回のライブ
その期待に大いに応えてくれ、『ドーナツホール』を演奏してくれた
セルフカバーをしているとは言いつつ、『ハチ』時代の曲はもう殆どやらないだろうと思っていたが。振り返ると意外にも『2018 Fogbound』にも歌っていたことを思い出す
それでも歌うことが貴重だということには変わりはなく
ただただ、その貴重な時間を目と鼓膜に焼き付けていた
心揺さぶる楽曲は他にも『azalea』『地球儀』etc.

上記にある楽曲の他にもたくさん心振るわす楽曲が歌い上げられた
今tour初披露のバラードナンバーの『azalea』
米津さん渾身の一曲『地球儀』
圧倒的で壮大な楽曲『海の幽霊』
今回の表題曲でもある『がらくた』etc.
落ち着いた楽曲から改めて感じる圧倒的な歌唱力で、会場全体が思わず聞き入るような楽曲とさまざま
米津さんの持つ多種多様な楽曲が盛り込まれた
また素晴らしい楽曲たちが並んだセットリストに改めて感動し続けている
豊作なグッズたちの相次ぐ売り切れ通知

前回に引き続き、今回も多種多様なラインナップのグッズたち
私も意気揚々と専用アプリで注文リストを作成していたのはいいものの、なんと整理券を取り忘れる始末
案の定、人気商品の『ベロアプルオーバーシャツ』や『POST HUMANシャツ』を買えなかったことが唯一の心残り
ネット販売を予告してくれているので、まだ正気でいられるのだが
東京公演や大阪公演、愛知公演共々、どの公演でもグッズ売り切れの通知は毎回鳴り止まなかった感覚がある
それほど魅力的な商品であることは間違えなく、ライブパワーで買うはずもなかったものも買ってしまうのはあるある
買えなかった方々もネット販売をやってくれるので、くれぐれも転売屋からは買わないようにだけお願いします




壊れていても輝ける未来を

振り返ってきた『live tour 2025 junk』
圧倒的な世界観と演出に演奏
どれを取っても心振るわす時間ばかりで、その空間に居られる幸せを噛み締めていた時間だった
今回はアルバム『LOST CORNER』を主体に組まれたセットリストに懐かしの『Yankee』に多くの新曲たちで会場は大盛り上がり
自分自身が壊れていると思っていても、明るく楽しめる時間は確かにある
と、教えてくれるそんなライブだったのではと、改めて感じた
まだまだ、続く米津さんの活躍を追い続けながら、これから続くWorld tourも応援していきたいです。