本当に輝いているモノってあるのだろうか
芯から輝き、その光り方をしたモノにきっと私は出会ったことがない
誰もが羨むスーパースターも自分だけのヒーローも
そのどれもがきっと根には暗く、澱んだ波も抱えている
その輝きすらも纏い作られたモノなのかもしれない
それでも
それでも、私にとって『あなた』はヒーローで
たとえ嘘のまま躍る『あなた』でも、私にとっては奇跡のように輝いている
ロックスター/tele

何もない退屈な日常でも
音もなく消えた向かいの喫茶店 金なきゃしょうがないか
誰一人として世界を救うつもりのない 冷めたマーベル
日常の喫茶店もなければ、世界を沸かすヒーローもいない現実
曖昧な日常を過ごしながら毒づく間にも、どこかでは大きく活躍している人もいる
ゆらゆらと続くこの世界は美しくも、一瞬ずつ虚しく消えていく
何にもなれない自分の足元を見ながら、自分もあんな風にと煌めく『あの人』にただ見惚れる日々
ありふれた主義に思想のフリフリ ゴスロリに謝罪どうだい?
大それた事は言えないよ だけどできれば愛が欲しいさ
飛び交う思想に、混じり合おうと普遍的に近づくもの
特に取り柄はないけど、認めては欲しいし
ダラダラとみんなと合わせて動きはするけど
さっさとこの時間が終わってほしくて
ただ自分は、自由に愛していたいだけなのに
とっくにお前はさ、誰かにとっての奇跡なんだ
あぁロックスター君が嘘をつき続ければ大体退屈な彼女はずっと生きてゆける
だからお願いだ ロックスターいつまでも嘘のまま唄って
「とっくにお前はさ僕にとっての奇跡なんだ」って結局 君だけが僕にとっての奇跡だったって
こんな自分のただ唯一のお願いは
いつまでもその輝きのままでいてほしいということ
たとえ、それが偽りだとしても
ひたすらに輝くその姿を見続けていたい
その美しさのまま輝いてくれれば、きっといつまでも生きていける
たとえ誰にも認められなくても、大衆に認められなくても
とっくにきみは僕にとっての奇跡なんだから
結局きみだけが僕にとっての奇跡なんだから
いつまでも僕に愛を突きつけてほしい