3月18日は、「春の睡眠の日」らしく
ここ数日の眠気の原因がわかり、明日からは心地良く自分のデスクでうたた寝をしようと思う今日この頃

新たな門出を迎える人が多い季節を横目に、まさに他人事である祝いに対し心の中で拍手をする
そういえば、入学やら卒業やらあまり経験してこなかった自身を振り返ると、素直な「おめでとう」は口にはできそうにない
右も左もわからず、大人から歩けと言われるこの道が何のために歩かされている道なのかもわからないままに過ごしていた日々
紆余曲折しながらも、なんとなく歩いていた日々は、今振り返ってみても良くも悪くもない
だから、あの日あの時迎えた門出の数々には、おめでたさは無かったような気もする
手探りで選んだ言葉に一喜一憂していた時間や人の目から読み取って気を使っていた時間を過ごすよりも
1パックの明太子に幾つの粒があるのかを数えていた方が、多少人生の役にたつ時間だったのではないかとさえ思う
帰るところが故郷ではない 出かける先を故郷にしなきゃ
by永六輔
いついかなるところでも、突如として降る雨
雨に立ち向かう行動こそ美徳とされるこの社会の価値観ではあるが
時として、雨が止むまでじっと耐える時間も必要と言える
じっと耐えるために必要な雨宿りをする場所を見つけられるか
その時その時に雨を凌げる場所を持っているのか
振り返り立ち戻ってでも、自分が落ち着くことのできる宿を一つでも見つけていくことが、これから迎える門出の先で必要なことなのではないだろうか
まだまだ迎えるたくさんの右折左折にエールを
立ち止まり逃げ込む勇気におめでとう