
僕と君だけの楽園
身を潜めては、そっと時間を止める
僕の鼓動も君の息遣いも
よくわかるほどに近くにいる
この魔法はきっといつか解けるかもしれないけれど
誰にも言えない、君だけに送るシンプルなこの言葉でいつまでも二人でいられるから
少し照れるけど
日々の不始末を笑い合いたいだけ
国立府中から中央道とばせ 僕ら惨めなハイウェイスター
目指したのは楽園 僕と君以外いない楽園
この惨めかもしれない足で、長く続く道をどこまでも君と走る時間
その時間はきっと、いつまでも僕と君との楽園であり続ける時間
近頃は、好きなものも好きと言えず、向き合えず無視してしまう日々
もっとやりたいことを無邪気に手を伸ばしていきたいのに、ただ息が詰まりそうで
なんでもない日々の不始末な出来事を、無邪気に笑い合いたい
誰とも会わず、誰とも喋らず
ただ君と過ごす時間に
誘惑も甘い罠も蔓延るこの世界じゃ白々しく君と身を潜めるだけ
けど、たまには君に歌ってみせるよ シンプルな言葉で
心配しないでね 魔法はいつか解けるけど 落ち込まないでよ もう泣かないでよ
みんなに内緒の言葉を 君に贈るから
煌めいて、輝いて、眩しいこの日々は
魔法のようなこの日々は、きっといつか解けてしまうだろう
でも泣かないでほしい
落ち込まないでほしい
みんなには内緒のこの言葉を、君にだけに送るこの言葉を聞いてほしい
その笑った顔に、歩く足音に、白い吐息には、言葉なんてもったいないくらいだけど
でも、たまにはこうやってシンプルに伝えなきゃ
魔法よりも強くて、儚いこの言葉を
ベイベー 今僕が 時間を止めるから 少し足早な胸のリズムだけ聞いてみせてよ
ベイベー 今僕が 時間を止めるから いつかの続きを聞いてみせてよ
時間を止めて、世界の流れも音も空気も止めるから
浮き足立つ、足早なこの音を聞いて欲しい
君の音も言葉も、いつかの続きを聞いてみせるから
暑い日も寒い日も、病める時も健やかなる時も
いつまでも、きっといつまでも
冷めないこの情熱の中に二人でいられますように
そう、君の冷えた手を大きく包む
純粋なラブソングか、いつかの別れを示唆する曲か
・この情熱の中に二人でいられるように
・終末は近い。きっと後もう少しで何もかもが変わってしまうでしょう
この2文が私としては気になるのだが、タイトル通り、これは『きみ』との時間を慈しみ憂う純粋なラヴソングに思える
『今僕が時間を止めるから 少し足早な胸のリズムだけ聞いてよ』
この1文は、他に変え難い美しすぎる詩
ここでいう楽園に君とだけの時間を想像できる、情緒ある時間が鮮明に浮かぶ
シンプルな言葉ほど照れてしまうけれで
静かで鼓動が響く空間で、改めて君に伝える僕の詩
その想いが伝われば、きっと魔法なんかよりも強い『何か』で君一緒にいられると
その願いは叶うような気がする