
いっそ死んでしまいたい
そう、培った教育にも逆らうような考えが浮かぶ夜を幾度と過ごしてきた
誰にも伝えられない。言葉にもならない、モヤモヤとした感情が自分の足を掴んで離さない
自分のことだから自分が全て悪いのだと
何度も自分を責めた。他の誰でもない自分を。
でも、少しだけ生きてみてわかる
動けなくなることもあるという事を
それは
気付けば35度を超える気温が当たり前の感覚になるように
雨が降る空が青くても、不思議に思わないように
水溜まりを踏んでも、笑い合えることがあるように
そんなこともある
きっと、動けない最中はこれ以上にないほどに苦しくてもどかしいと思う
何もかもが嫌いになったり、感情すら消え去っている感覚に苛まれいてるかもしれない
今はその苦しみに浸っていいと思う
それが何日なのか何ヶ月なのか、何年なのか
出口の見えない暗闇ほど怖いものはないけれど
人の目は、その暗さにも慣れるように作られている
慣れてくると暗闇に歩き方もわかっていくる
慣れた時に、新しい光に手を伸ばせられるように必ずなる
だから今は、どれだけ苛まれようとも、あなたのままでいい
そのあなただけの苦しみに浸っていていいと思う
大丈夫だからって言葉を簡単に使いたくはないけれど
ただ、焦らなくても大丈夫とだけは、伝えておきたい
あなたの時間はあなただけのモノだから
私は、苦しむあなたにただ、生きていて欲しいとそう思う