
Part1に続き、4作品の紹介
Part2には、とても特別な作品もあり、とても見応えのある4作品な事には違いない
Part1はこちらから↓
人魚ラプソディ

人魚と人間のハーフである少年と美しい人魚の物語
決して共存することの出来ない種族は、一つのピアノをきっかけに出会う
あれ、普通か?普通の美しい恋物語か?
と思っていたら、そういうことだったみたいです
単行本短編集の先生の一言を見たら「なるほど」となりましたね
目が覚めたら女の子になっていた病

このご時世、「女の子らしさ」「男の子らしさ」を問われることに敏感になる頃
それでも尚、自分自身と愛するものとの共有する価値観の上で、「男の子」であろうとするある一人のお話
映像では、平成初期の描写が強く描かれていて、なんだか懐かしさを強く感じると共に、こんなに強調されて描かれるようになる「過去の時代」になったんだと痛感しました
予言のナユタ

ごく普通の、複雑な事情を抱えた家庭・兄妹のお話
「ナユタ」というキャラ名を聞いて「はっ」となる人は、そもそも知っている人も多いかと思いますが、チェンソーマンの原型となったお話ですね
「悪魔」と恐れられる「妹」を大切に守る「兄」
周りからどれだけ冷たい目で見られようとも、罵られようとも「父」と交わした約束を胸に「妹」を守ろうとするのだが、体も心も限界を迎えそうになる
自問自答の末、「兄」としての対応に行き着く所には、心を揺さぶられます
「っぱ!」
が聞けたので良かった
妹の姉

なぜ描き続けるのか
そんな問いを説く作品「ルックバック」の原型となる「妹の姉」
「姉」と「妹」は、見ている景色が違った
違ったからこそ、向き合えたその時、互いの存在の大きさを改めて感じられる
「姉」としての威厳を見せ
そんな姿を見続けたからこそ、「妹」が才能を開花させた
そんな妹の姉として、描き続けなければならない
芸術を追い求める姉妹のお話
特別な企画 全短編アニメ化

紹介してきた通り、一つ一つの作品で監督も異なれば、スタッフが全く違う
とにかくその作風に合ったスタッフ陣が手掛けた事により、素晴らしく、美しいものになった事に違いない
『Amazon Prime』11月8日より独占配信!
一つのオムニバス作品で、配信限定とするにはあまりに勿体ない気もするのだが、この機会を逃さず、ぜひ『Amazon Prime』にて見ていただきたい
また、ぜひ単行本を買い、先生の後書き含め読んでいただきたい
先生がいかにして漫画に向き合って来たのか、珍しいその心情が伺えたりもするのでお手に取ってみてください
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