
平成仮面ライダーの3作品目でもある龍騎ですが、私がこよなく愛する作品の一つでして、昨年2022年にてちょうど20周年という節目となり、フィーチャーされる機会が多いことで当時見ていた記憶が思い出されることが多くなってきております。
本編を熱くうるさく語っている記事の方も良かったらどうぞ(ネタバレもあるので気をつけて)
そして、そんな中劇場版の方も再視聴し、やっぱり面白かったのでまた語っていきたいと想います。
今回はネタバレありきですのでご注意を
初の女性仮面ライダーファム
この映画の登場人物で欠かせないのは、本編ではいなかった、仮面ライダーファムとリュウガ
その中でも、前者である仮面ラダーファムは、仮面ライダー史上初の女性ライダーで当時は驚いたもんですよ
変身するのは、加藤夏希さん演じる、霧島美穂。(調べてて気付いたけど、設定18歳なんですね、、、)


白鳥をイメージしたデザインと戦い方は、とても美しく、魅了されます
これは、もう一つの結末
本編を見た人は分かるとおり、大まかな流れは似ているものの、もちろん映画との終わり方は、全く違います。真司は、戦いを止めるため、蓮は最後まで守りたい人のために戦います。そして、ゆいは気づいてしまう、私のための戦いなのだと。
本編と大きく違う点として、
「真司とゆいが幼少期に会っている」
ことですね。また、結果的に真司の行動がミラーワールドができるきっかけになった事も少なからず影響しており、真司はそのことを悔やみます。
その悔やむ心から生まれた存在が「仮面ライダーリュウガ」である。鏡の中の住民という事もあり、リュウガに変身する「シンジ」(区別するためカタカナで)は、対照的な性格をしております。シンジは、現実世界の実態・命が欲しいため、真司のその弱さに付け込みます。
やっと語られる「ゆい」の本音

タイムリミットが近づく中で、最後、神崎(兄)と対話します。もちろん、本編でも語られていた、ゆいの本音ですが、ああいった形で落ち着いて、冷静に自分の意見を言えたことは本編ではなかったかと想います。
そして、ゆいは20歳の誕生日を迎え、
命を落とします。

神崎は悔やみます。助けられなかったことを
蓮は迷います。どうすれば良かったのかと
しかし、ただ1人後悔も迷いも無く、ゆいの選択を尊重する男が
たった一回だけのファイナルベント
「ゆいちゃんは他人の命などいらない」のだと答えに行き着いた真司は、シンジから脱却します。

そして迎える、龍騎VSリュウガ


自身の葛藤に決着をつけるべく、真司は、負けじと立ち向かいます。
そして、戦いが終わりを迎える頃、真司は、最終奥義を繰り出します




これまで何度も見てきた技。しかし、真司はこれまで守ってきたある行動を破ります。それは、
「初めて人に向けたファイナルベントが自分自身」
である。
彼は、ライダーに向けることはなく、必ずモンスターにだけ、言わばトドメの技を繰り出してきましたが、この作品唯一、人に向けたのが自分自身であった。
なんとも考え深いシーンで、最後の最後まで真司の行動には感動させられます。
最後の誓い 最後の変身

蓮は、ここで初めて真司のことを「友」と認め、その上で願いを達成するために、戦って欲しいと伝えます
真司は、その想いを受け止め、「死ぬなよ蓮」
神崎が消え、暴走しているミラーワールドを止めるべく立ち上げがり、変身する2人。その変身は、最後になったのかどうなのか。物語は、語られぬまま幕を閉じます。
改めて、龍騎という作品は
ここまで、本編と映画、双方の考察をしてきました。
私の中で、デザイン・脚本・撮影全ての面で、この龍騎という作品が仮面ライダーシリーズの中でずば抜けて好きでして、20年経っても色褪せない魅力が、今になっても語り続けられるのだと改めて想いました。
ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。これからも、龍騎の応援をしていきましょう
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