
7月2日に無事完走した、米津玄師ライブツアー 空想。今回のlive tourは今までにないセトリに大きな特徴がありました。そこから思う、新しい米津玄師の姿に、私は立ち会えたと感じ、変化し続ける素晴らしさにまた感銘を受けました。
そんな、live tour空想をセトリと共に振り返っていきます。
米津玄師 live tour 『空想』セトリ
米津玄師 live tour2023 空想 セットリスト |
1.カンパネルラ 2.迷える羊 3.感電 4.街 or vivi 5.Décolleté 6.優しい人 7.Lemon 8.M八七 9.LOSER 10.Nighthawks 11.ひまわり 12.ゴーゴー幽霊船 13.KICK BACK 14.月を見ていた 15.打上花火 16.灰色と青 17.かいじゅうのマーチ 18.馬の鹿 アンコール 19.新曲 20.POP SONG 21.アイネクライネ or Flamingo 22.PLACEBO or 春雷 23.LADY |
「変身」から引き続いた『STRAY SHEEP』ナンバー

今回も前回の変身と同様に、STRAY SHEEPのアルバム曲の披露をメインに組み立て行くモノだと思い、前回やらなかった曲が聞けるライブでもありました。
カンパネルラから始まり、美しい銀河鉄道の演出。会場は、いきなりボルテージが上がりながらも、米津ワールドに浸っていくのが見て取れました。
そして、優しい人・デコルテは、前回は歌わなかったナンバーになり、今回は組み込まれていました。
前回に引き続き組み込まれた、迷える子羊と感電は、二曲目・三曲目と、カンパネルラから会場の盛り上がりに加速をかける。
この二曲は、きっと今後ともセトリに組み込まれるであろうナンバーだと感じました。
まさかのdioramaナンバー 『街』と『vivi』

今回の米津玄師進化の所以は、このdioramaナンバー。
まさかのまさかに、みなさん驚かれたのではないか。dioramaとは、米津玄師デビューアルバム。今から、10年ほど前の楽曲たちで、最近のライブでは、当たり前のように歌わなくなっていました。
しかし、過去の曲を歌う米津玄師の姿にその進化が見られました。これが本当に嬉しくて嬉しくて。照明・演出は、バンドの頭上に白の照明が照らすと言ったシンプルなモノで、当時の箱ライブを彷彿とさせていました。米津さんの曲の中では古いものになるので、イントロでパッと気づく人も少ないように感じましたが、やはり気づいた人が驚く声が重なり、会場が湧く瞬間は、いまだに覚えています。
今後もdiorama・Yankee・Bremenと言ったナンバーを期待させてくれるセトリになっていました。
日常と空想を間の世界『LADY』の美しさ

今回のメインとなった新曲、そしてラストナンバーでもあったLADY
空想を抱かせてくれる時間から心地よく現実に戻してくれる曲。
煌びやかな照明に、青いバックに白い線が次々に書かれていく演出は、Music Video然ながら。綺麗で爽やかで、またどこか切ない曲と歌詞に会場が自然と揺れ動く光景は、私の目にとても美しく写りました。
ライブ後のまた明日からいつもの日常に向き合っていける。当たり前の毎日を生き続けなければいけない現実に少しの勇気を与えてくれる、そんな曲だと改めて感じました。
優しい空間が広がる『かいじゅうのマーチ』

久々に披露する曲でもあり、まさかもう一度歌ってくれるとは思っていなかった、大好きな曲が今回聴くことが出来ました。
『かいじゅうのマーチ』は、アルバム『BOOTLEG』に収録されている曲。フィーチャーはされていない曲ながら、アイネクライネへ綺麗なバトンを繋ぐ曲で何度も披露されていた曲であり、聴けばその曲調と歌詞に魅了される。以前同様に動物たちが行き交う映像も変わらず、優しい空間に包まれて行く会場は、『かいじゅうのマーチ』が織りなす独特の力だと思います。
進化し続けるまた新たな「米津玄師」

今回、ライブ後に真っ先に思ったことは、「また新しくなった」という感想でした。
それは、セトリを見ても、もちろん米津さんの姿を見ても明らか。
変わってほしくないという思いは、みなさん同様私も持っていますし、過去の情景に美しく浸る時間は何にも変えられないほど、尊いものです。
ただ、今回気づいたことは、進化していくことで過去のモノにも触れていくのだということ。コロナ前の私にとっては、ライブでdioramaの曲(ゴーゴー幽霊船以外)を演奏するなんて、考えも付かず、セトリに入れ込むイメージもつかなかった事でしょう。前奏を聞いた瞬間、あれほど声が漏れ出る感覚は初めてでした。
しかし進化した分、毎回やっていたあの曲が聴けなかった寂しさもあります。
その新たな姿が、これからの姿に期待させてくれるのです。
それに納得する自分も、寂しさを抱える自分もいますが、今いる米津さんに魅了され続けるファンの1人として、これからも応援し続けたいと、改めて思わされた公演となっていた。
例年にも増して豊富なグッズ達

米津さんのライブの楽しみの一つとしたら、そうグッズです。
私も今回かなり散財し、財布がガリガリです。と言うのも、今回のグッズはかなり豊富だと感じていて、衣類の種類、小物、バッグなどなど。米津さんは、オパールからとてつもない在庫を確保しているので、整理券を取ってしまえば、売り切れを気にせず基本全種買えてしまうので、会場の空気に流され欲しいものを我慢せず買ってしまうのがいつもの恒例です。
グッズの詳細は、YouTubeの方で紹介していますのでまた気になったら見にきてください。
これからへ空想を現実に

振り返ってきました『米津玄師live tour2023 空想』
今回も煌びやかで美しく、そしてどこか儚い米津さんの姿にみなさん魅了されていましたね。
final fantasy16主題歌『月を見ていた』や『謎の新曲』から古いdiorama『街』まで幅広い米津玄師の姿を見せてくれ、新たに心を掴まれた人もいたのでは無いでしょうか。
我々が思い描く空想を現実にしてくれる米津玄師という存在
これからの舞に目が離せません