
『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション』アニメ映画化
待ちに待った映画『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション』(以下デデデデ)前編を当然のごとく公開初日に足を運んできました。浅野先生のYouTube配信等も含め、長らく楽しみにしながらも、数ヶ月間デデデデの原作を読むことを封印し、映画のために内包した作品愛を溜めておりました。
そんな、デデデデの映画の感想をまとめてみようかと思います
待望の『浅野いにお作品』アニメ化
「浅野いにお先生の絵が動いている」
この感想が全てで、この感想に尽きると思います。
これまで、「ソラニン」「うみべの女の子」「零落」と映画化はされつつも、全て実写化での映像化となってました。それぞれ浅野先生の世界観を残しながらも、やはりそれぞれの監督・脚本家の色、キャストの方々の雰囲気が交えた『新しい浅野いにお作品』のような映像化だったなという感想でした。
しかし、今回は、アニメ映画化ということ、そして作画にも浅野先生が関わっていることもあり、視覚情報から得られる感想はやはり、先生が作り出す世界観がそのまま動いている。すぐそこにその世界があるような感覚で2時間映画を楽しむ事が出来ました。
原作の見惚れる絵と変態的なCG背景。宇宙船や重機の数々は、アニメ化でもその迫力を感じ、動きや効果音が加わることで、それが格段に強く現れ、作品ならではの迫力がより強化されていたのではないでしょうか。
ネタバレ注意
驚きの構成とやっぱり来た『あの曲』
映画ならではの構成、見せ方に関しやはり特徴的だったのが、門出とおんたんの過去編が前編で盛り込まれていたこと。急な展開に、原作を読んでいた者も驚いたことだろう。
前編の過去編だけが全てではないものの、かなり心を抉る展開に、浅野いにお作品の魅力が全編にも観られたので、必要な構成だったのだと今では思う。お兄ちゃんの名言も聞けましたし、満足。
それに加え、浅野先生作詞の”あの曲”もインストではありましたが、映画館で聞けましたね。きっと、必要な場面で後編で、聞けるのではないかと勝手に期待しています。映画化が決まった時から。切実に・・・
声優『幾多りら』『あの』が演じる少女たち
今回の驚きポイントでもある、主人公声優の二人。初挑戦ともなるこの二人が織りなす日常の演技は、やはり自然と耳を掴まれ、その声以外は受け付けないと言わんばかりに、門出とおんたんに成り代わっていた。
正直、観るまでは不安はあったものの、観る以前と以後では、作品愛もより一層深くなり、紛れもない主人公の声優として大切な存在なのだと痛感した。
後編に待つ絶望と日常

前半が終わり、ついに後半を待つこととなる。
後半にかける畳み掛ける展開が映画化の中でどう表現されるのか。前半を視聴しより一層、結末を迎えることに心底楽しみである。