
それは、愛する人との新しい時間に
それは、大切な時間とのお別れに
それは、夢に向かう勇気ある一歩に
『3月9日』は、数多の思いと決意が含まれ、空高く暖かい日が差す季節
新たな門出への第一歩に添える、そんな一曲
何気ない日常にあなたが「いる」ということ
言わずもがな、平成の名曲である『3月9日』
レミオロメンさんの友人の結婚式のために制作されたこの楽曲は、新たな門出を祝い、これからの旅路へ背中を押してくれるそんな歌詞が詰まっている。
タイトルの時期や歌詞の内容からも、卒業ソングとしても知られるこの楽曲。
ギターの音色と優しい歌声で始まる
流れる季節の真ん中で ふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に 私とあなたで夢を描く
3月の風に想いをのせて桜のつぼみは 春へと続きます
当たり前のように続く日常に、あなたとの夢を描く
暖かい日が差す綺麗な空に向かい、気持ちよくあくびをするあなたの横顔を見るたびに
自分は一人ではないことに気付きながらも、この日常を失う怖さと隣り合わせに、幸せを育て歩いていく
瞳を閉じればあなたが まぶたの裏にいることで
どれほど強くなれたでしょう あなたにとって私もそうでありた
儚くて今にも消えてしまいそうな昼の白い月の美しさに、思わず目を瞑ってしまう
瞼の裏に焼きついたその美しい姿は、私にこれ以上ないほどの勇気を与えてくれる
どれだけ上手くはいかないことが続こうとも、苦しく地を這う思いをしようとも
天を仰ぐほどに広いこの世界とあなたがいるだけで、こんなにも強くなれるんだと
私の願いはただ一つ、あなたの隣で、あなたにとっても同じような存在であり続けたいとひたすらに願う
何気ない日常にあなたが「いた」ということ

青い空は凛と澄んで 羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを 分かち合えるのであればそれは幸せ
ほんの些細なこと
美しい景色に、当たり前のような時の流れを分かち合えたあの時間は
何よりも幸せな時間だった
話題に困らなかった休み時間に 帰り道のコンビニに公園
明日も会うのにブランコから立たず、ずっと喋り続けた放課後
いつまでも続くと思っていたこの時間も 明日にはもうないと気づく
夢を語り合った時間も心を明かし合った時間も
あの時あの場所で出会ったあなたとだから意味があったのだと
瞳を閉じればあなたが まぶたの裏にいることで
どれほど強くなれたでしょう あなたにとって私もそうでありた
これからもあなたと過ごした日々は忘れない
この瞼裏に焼きついて離れないあなたとの時間は、これから一生私の背中を支えてくれる
「本当に楽しかった」
ただその感情を思い出せるその時間を大切に
公園のブランコ、コンビニのアイス、数え切れぬほど笑い合い歩いた道を見るたびに
思い出すあの風景
あなたも同じように思っててくれたらいいなと
天を仰ぎ、そう、ただ願う